♪2005<ゆくとしくるとし>2006♪

はじめに
過ぎゆく年を振り返り、来るべき年に思いを馳せる。
そんな企画も、今年でもう3回目。月日が経つのも早いものです。
長いことエロゲをやっていると、エロゲから時代の推移みたいなモノも感じ取れるようになったりして。
例えば昔のエロゲには携帯電話なんて出てきませんでしたし、某巨大掲示板などはハッカーの象徴でした。
今何気なくプレイしているエロゲ達も、後世の見る人が見れば当時の性事情を窺い知る貴重な資料になるかも知れませんね。
民俗学の教授とかがエロゲを黙々とプレイしたりとか。
戯れ言はそこまでにして、それでは今年をまず振り返ってみましょう。
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ゆくとし
ソフ倫の規制緩和に対応した作品が多くなってきた年であり、また幾つかの期待作がとうとう発売された年でもあります。
あとは、そうですね・・・ツンデレや百合などが本格的になった(メーカーが積極的に採用してきた)のも今年からでしょうか。
それでは、印象の深かった作品を思い返してみましょう。

『処女はお姉さまに恋してる(おとめはぼくにこいしてる)』
所謂『おとぼく』ですね。『マリア様がみてる』からインスパイアされた作品だと思っています。
個人的にはそこまで騒ぐほどの作品ではない・・・と思うのですが、世間的な評価は総じて高いですね。
勿論私もこの作品が嫌いなわけではなく、優しい雰囲気は好きです。

『SEVEN-BRIDGE〜セブンブリッジ〜』
星空めてお氏のLiar最後の作品です。世間的には未完の大作という評価になっていますね。私も同感です。
序盤のクオリティとクオンティティを最後まで維持してくれれば・・・と悔いは残りますが、まぁ仕方ないと納得するしか。
それよりも、めてお氏の今後の方が気になりますね。次に作品を手掛けるとすれば、何処でどういった作品になるのやら。

『秋色恋華』『秋色謳華』
正統派な学園モノですね。キャラクターが活き活きしてるのが良かったです。
正攻法でも丁寧に作れば良い作品になると言う見本ですね。

『ANGEL TYPE』
出来はともかく、取り敢えず発売されて良かったね、と。

『ゆのはな』
ほなにーエロ可愛いよほなにー。
純愛モノだからこそ表現できるエロさってのもあるのですね。
純愛モノでこんなにエロい作品が作れるとは!とちょっと目から鱗が落ちました。

『パルフェ〜ショコラ second brew〜』
喫茶店経営モノです。前作の不満の多かったシステムも改善され、とてもプレイしやすくなりました。
シナリオも非常に好みで、丸戸史明 with 企画屋というシナリオライターを改めて意識するようになった作品でもあります。
氏がシナリオに関わったゲームはほぼ私の中では高評価ですね。『V.G.NEO』は未プレイですが。

『いつわり〜淫虐の美人姉妹〜』『あくらつ〜恥辱の百合姉妹〜』
巨大コンツェルンの御曹司である主人公が次々と実の姉妹を堕としていくお話です。
低価格ゲームの中では破格の世界観の完成度とシナリオの面白さを誇っています。
色々と濃いので万人にお薦めというわけにはいかないのですが。この調子で頑張って欲しいです。

『神様のいうとおりッ くじびきAI-BIKIスクランブル』
傍若無人だけど憎めない鈴宮先生萌え。
某F&Cの『With You』以来、イイ性格をした女の子って大好きです。

『狂った教頭〜断罪の学園〜』
馬鹿ゲー部門があったとしたら、今年の受賞作はこの作品でしょう。
エロとか校則システムとかどうでも良くなるくらいに教頭の言動が超人的で面白いです。

『恋愛マルチぷるっ!』
ハーレムに特化した作品です。どのヒロインメインで話が進むかの違いはありますが、全員が仲良しのまま大団円というのは気分が良いですね。
一度クリアしたヒロインは選択肢皆無でそのルートをプレイできるモードが割と画期的です。

『最果てのイマ』
私の好きだったシナリオライターは何処か遠い空のお星さまになってしまったのだと思うことにしました。

『つよきす』
ヒロイン全員ツンデレという、極端なコンセプトのゲームです。
色々とパクりネタは多いですが、シナリオもギャグも高レベルで世間の評価の高さも納得ですね。
少し天の邪鬼な私としては、名作と呼ぶことには若干違和感を覚えないでもないのですが。
何でも男優が凄く豪華だったらしく、男声OFFでプレイしたことに少し悔いが残っています。

『SWAN SONG』
一夜にして滅亡した世界の、ドキュメンタリーという感じでしょうか。
独特な文章や救いの無さはかなり人を選びそうですが、ありきたりの作品では得られない何かが感じられます。

『思春期』
妹たちと一つ屋根の下でイチャイチャするゲームですね。
両想いになったらえっち三昧という辺りが凄く思春期的なのかも。

『天使のひめごと』
エクソシストや悪魔払いが出てくるゲームって意外と少ないですよね。
悪魔との駆け引きとか色々と興味深かったです。

『Fate/hollow ataraxia(フェイト/ホロウ アタラクシア)』
超有名ゲームのファンディスクです。
悪くはないしプレイ中は確かに楽しめたのですが、後から考えるとあまり意味のないディスクだったような。
結局イリアや虎シナリオはありませんでしたし。

『対ノ日 -in the latter half of the 90's-』
inspireファンとして、この作品が出たことは素直に嬉しいです。
今後も活動が継続し、コンスタントに作品を発表されることを願っています。

『プリンセス小夜曲(セレナーデ)』
すたじお緑茶のゲームは、サブキャラまでが活き活きしていることが良いですね。
敵が悪逆な権力者、と言うことでちょっと悲惨なシーンがあるのが玉に瑕ですが、でもシナリオ的必然もあり悩ましいところです。

『ひめしょ!』
それぞれにジャンルが違うので単純な比較は出来無いのですが、今年一番日常会話が楽しめたゲームはこの作品かも。
日常会話総ツッコミって感じ。
シモネタもあり、猥語絶叫もあり、18禁の世界でしか表現できない面白さですね。
お返しCDのドラマも楽しみです。

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くるとし
延期延期で結局旧年中に出なかった作品もあるのですが、今年こそは発売されるのでしょうか?
正直半分以上どうでも良くなっている自分も居たりします。

そんな中で、私が期待している作品は・・・
『Re:(アールイーコロン)』
独特な感性は今度も健在でしょうか。

『おまな2 おまえんち萌えてるぞ』
今度の題材は芸能界。確かに素人の妄想が爆発しそうなシチュエーションです。
キャラクターも増えるようですし、あの濃さも健在のようですし。
色んな意味で楽しみです。

『PRINCESS WALTZ』
どんな内容になるのか未だに見当が付きませんが。
魅力的なキャラクターが活き活きと動き回るような作品になると確信しています。

『七彩かなた-夏休み!ドキラブバカンス夢冒険!-』
OHPでやっている『な。』が面白すぎるんですが。
・・・でも流石に本編はあのノリじゃないか。ホッとするような、残念なような・・・

『姫さま凛々しく!』
前作が非常に良かったので今作にも期待です。
絵も非常に好みですしね。

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おわりに
今年の感想としては、ずば抜けた名作がない代わりに全体的なレベルが底上げされた、という感じでしょうか。
勿論駄作も沢山ありましたが、割と構えることなく楽しめる作品が多かったように思います。
あと、エロい作品が多かったのも特徴と言えば特徴だったかも。
特に鬼畜凌辱系ではなく純愛ゲームの方が今年はエロに関して頑張っている気がしました。
純愛ゲームでも実用レベルを悠々クリアしている作品もあり、色々と純愛に関する認識を改めないといけないなぁ、とも。

あと、ソフ倫の規制緩和の影響で実の血縁ネタも予想通りかなり多くなってきました。
ついでに獣姦シーンを盛り込んだ作品も増えてきましたが・・・
血縁の有無に関してはどちらでも構わない、と言うかシナリオが生きる方を選んでくれれば良いと思うのですが、
獣姦シーンに関しては私個人としては不要だと思っています。
どうしてもそう言うシーンを入れたいのであれば、獣姦専用ゲームを作り
『動物しか愛せない主人公』とかそんな設定で本気でペットと愛を語るような、そんなゲームを作ってそっちでやって下さい。
勿論私は回避しますけど。
普通のゲームに、『取り敢えず獣姦入れてみました〜』ってのは止めて欲しいです。

そして、来年。
個人的期待作が年が明けてから次々と発売される予定ですので今から色々と楽しみです。
まだあまり情報が入っていないのでこれからの業界がどうなるのか見当も付きませんが、
今年感じた全体的なステップアップの気配がそのまま続けばあまり心配は要らないような気がします。

願わくば、エロゲ界に良い風が吹きますように。
そして、素晴らしい作品に出逢えますように。

それでは、良いお年を。
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