♪2004<ゆくとしくるとし>2005♪

はじめに
一年の終わりということで、今年を振り返り、また来年の事情にも目を向けてみようと言う企画です。
去年に引き続き、2度目の企画。
更新履歴を見返していますが、結構感慨深いものです。
では、考察行きましょう。
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ゆくとし
微妙な作品ばかりで不完全燃焼気味だった昨年。
今年はどうなるものかと結構心配していたのですが、どうやら杞憂に済んだようで。
個人的には生涯モノの名作に巡り会えたりと、非常に満足のいく年になりました。
では、昨年同様更新履歴を見ながら印象深い作品を拾っていきましょう。

『WW&F〜大正帝都伝奇譚〜』
純和風で、かつ爛れているような雰囲気が特長の作品です。
風変わりな設定なのに何故か説得力があり、いつの間にか作品世界に呑み込まれていました。
えっちシーンで触手が一杯出てくるのも特徴的。
ストーリーが完結していなくて、続きが気になるところで終わっているのがひたすらに残念です。
でも、最近のMBSはリメイクに力が入ってそうな感じなので今後完全版が出ることに期待。

『Fate/stay night』
2004年の大本命ですね。月姫で名を馳せた同人ブランドの初の商業作です。
世界観が完成されていて、見せ場を心得たテキストがそれを盛り上げています。
確かに凄く面白かったのですが、エンディングに納得行かなかったり
攻略可能ヒロインが少なかったり、真ヒロインがアレだったりと完全肯定は出来無かったのが残念。
2005年にはファンディスクが出るはずなので、そちらに期待。

『Forest』
2004年の一番のお気に入り。とにかくテキスト、音楽が素晴らしい!
あまりにも型破りで万人にお薦めと言えないのが残念ですが、
判る人だけ判ってくれれば良いや、みたいなファン心理も働いていたり。
プレイしてると判るのですが、とにかく文章に気を配って書かれています。
一行の文字数が短く頁あたり3行しかないのに、変なところに改行も改頁も入らず、
それでいて過不足無く意味が伝わり、かつ韻が踏まれていたりとか。
ある意味短歌とか俳句の世界ですね。
1文字1文字に血管があって血が通っているかのような錯覚を覚えます。
こうした文学的な処も人を選ぶ要因になってしまってはいるのですが、でも、そこが良いのだと思います。

『おまえのなつやすみ』
馬鹿ゲーです。とにかく馬鹿ゲーです。
ごたごたとご託を並べはしません、馬鹿ゲー好きならやっとけ!みたいな。

『 Quartett!』
絵は期待通り良かったのだけれど、あのシナリオは・・・台無しだ。

『CARNIVAL』
OPムービーの出来が圧巻。
シナリオも割と好きでした。

『お願いお星さま』
良質のラブコメ。
非現実的な設定ではありますが、根幹にあるのはお互いに好きなのに
素直になれない幼馴染みの心理です。

『そらのいろ、みずのいろ』
田舎の4人の男女の夏休み風景。
とにかくまったりと長いお話でしたが、お腹一杯になるまで楽しめました。

『はるのあしおと』
成り立て教師が、生徒と一緒に成長するお話。
相手のことを思いやって行う行動に納得が行くというか、
お互いに成長し支え合おうとしてるんだな、と言う感じが良いです。
和に叱咤激励されるのも個人的にはツボ。
年下の少女に甘えたい。

『サフィズムの舷窓〜an epic〜』
残念ながら旧作から追加された要素は少しだけでしたが、
ニコルシナリオなどは珠玉の出来。

『燐月−リンゲツ−』
孕ませる気満々のタイトルですね。
鬼畜一辺倒のブランドが別ブランド名で出した作品。
意外なコトに純愛シナリオで、シナリオの出来もなかなか。
カワギシケイタロウ氏の絵が綺麗でエロエロなのが良いです。

『クロス〜狂気への道しるべ〜』
設定は微妙ですが、雫のキャラクターの素晴らしさが際立つ作品。
オフィシャルの通販を利用しなかったのが悔やまれます。

『ままらぶ』
アメリカンホームドラマを意識した作品だったようで。
コメディのセンスが良く、またメインヒロインの涼子さんが可愛くて素晴らしい。
純愛系のゲームでは今年一番かも。

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くるとし
さて、2005年には何が出るのでしょうね。
あまりチェックをしていないのは秘密ですが・・・

『処女はお姉さまに恋してる(おとめはぼくにこいしてる)』
マリ見ての影響を思いっきり受けてるなぁと思いつつ体験版をやった限りでは良い感じでした。
あとはシナリオが短くないことと、攻略不能ヒロインが居ないことを祈るのみです。

『SEVEN-BRIDGE〜セブンブリッジ〜 』
2005年の大本命。腐り姫、Forestと同じシナリオライターだと聞いたからには外せません。

『Fate/hollow atraxia』
期待しています。

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おわりに
今年の総括としては、個人的には『Forestに出逢えて良かった!!』となってしまうのですが、
それ以外にも良いものは勿論たくさんありました。
判っていたことですが、やはり独創的でかつ破綻していないものが私のお気に入りとなるようです。
ただの萌えだけを狙ったようなゲームは要りません。

2004年の大きな流れの一つとして、ソフ倫の規制緩和があると思います。
ソフ倫の規制のキツさに耐えかねてメディ倫に流れるブランドも過去幾つかありましたが、
これからはある程度表現に幅が出てくるでしょう。
今まではタブーだった、近親相姦、獣姦を取り入れたゲームが既に2004年後半には出現しています。
また、アナルモザイク無し、音声ピー音無しも確か可能になっていたはず。
暫くは『ただ血が繋がってることにしてみました〜』的な適当なゲームも出てくると思いますが、
そのうち新しく可能になった表現を最大限に生かしたゲームが出てくるでしょう。

2004年ではまだまだ独創的で面白いゲームを作るだけの力を持つブランドが絶滅していなかったことが判りました。
2005年では更に面白いゲームに出逢えることを期待しています。

それでは、良いお年を。
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